- 2014-06-22 (日) 14:26
- ブログ
こんにちは!千葉のピラティススタジオ Studio B-Meister の広瀬です(^^)
6月も後半に入りむし暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?
私は、先日まで使っていた雨用のシューズが壊れ、レインシューズ探しに奮闘している今日この頃です(^^;;
さて、少し前に語らせていただきました『背中』シリーズですが…
前回は『脊柱』についてお話しましたが、今回はその中の『胸椎』の動きに焦点を当てて語っていきたいと思います♪(ご興味のある方は、6月7日の投函『?背中を使えていますか? その1 ~背骨のこと~』もご覧ください!)
なぜ『胸椎』に焦点を当ててみたかと申しますと…
前回『筋肉が使われなくなってしまったことで、動くことを忘れしまっているという場合もある。』というお話をしましたが、この状況に陥りやすい脊柱のパーツが『胸椎』です。
『胸椎』は元々、前に曲げる『屈曲』や後ろにそらせる『伸展』の動きをそんなに得意とはしません。
ただ『得意ではない』というだけで、全く出来ないわけではありませんし、しなくて良いわけでもありません。
しかし、人は無意識に動いた場合、自分が使いやすい筋肉から使ってしまいます。
この無意識に動いた場合を『屈曲&伸展』の動きにあてはめると、『腰椎』『頚椎』が動きを作ってしまうので、胸椎は動かなくても何となくは動けてしまうのです。
結果…
『胸椎』が動きにくくなり → 胸椎周りの筋肉が使えなくなり → さらに腰や首で動きをつけようとして…という『負のスパイラル』に入り、腰や肩周りへの負担が強くなっていくわけです(ToT)
なので、まずはその『胸椎』に動きをつけるところから始めていきたいと思います♪
さて…
そこで出てくるのが『マスターストレッチ』と『ボディキー』♪♪
ちなみに、ピラティスでもマシンを利用すれば同じような動きを出すことが出来ます(o^^o)
ただ『胸椎の動き』ということでは、道具を使う分マットピラティスよりは速効性を感じられるのがこの2つです♪
『マスターストレッチ』の代表的なムーブメントですと『Cat』です!
そして、『ボディキー』でのムーブメントでは『Arch&curve』です!!
両方とも、左側の動きが胸椎の『屈曲』。右が『伸展』になります。
マスターストレッチ・ボディキーとも、屈曲の動きの際のポイントは『肩を上げずに、お腹の力で背中を押す(引き上げる)イメージで』です!
『背中のことなのにお腹を使うの??』と疑問に思う方もいらっしゃるかとは思いますが、背中を丸めようという意識で動くと肩に力が入ってしまいます。簡単に言うと『肩が凝る』筋肉の使い方をしてしまうのです。これでは、背中の筋肉が正しく使えていません。
背中を正しく使える様になるためには、まずは肩甲骨の位置を正しく保つ必要がありますが、近年の日常生活の中で、気が付かないうちに肩甲骨の位置が本来あるべき位置より上がってしまっていて肩コリにつながってしまっていることが多いです。
なので、出来る限り肩を下げる意識をしながら、お腹の力を使って背中を丸めていただきたいのです!そして、ここで忘れてはいけないのは『お尻』の存在です(^^)/
お尻もしっかりと上に引き上げる意識をすることで、お腹も引き上がりやすくなります!
結果…必然的にお腹も引き締まり、ヒップアップにもつながります♪
さて、次に伸展の動きの際のポイントは『腰を反らさずに、肩を下げる意識をしながら胸を前(上)に見せていく』です!
大切なことは『腰を反らない』ということです!!
先ほどちょっと出てきましたが、腰である『腰椎』は『伸展』の動きは比較的得意です。
ただ、ここで腰椎で『伸展』の動きを作ってしまったら『胸椎の伸展』の効果が薄れてしまうばかりか、腰を反り過ぎて痛みになってしまう場合もあります。
つまり、正しい動きにするためには、お腹周りの筋肉で骨盤や腰の位置を安定させなくてはいけません!
さて…ここでお気づきかと思いますが、『胸椎の動きを良くしていく』ためにもお腹周りやお尻周りの筋肉を意識する必要があるのです!
…ということは…
『ピラティス』でコアの使い方もやりつつ…『マスターストレッチ』や『ボディキー』で胸椎の柔軟性を高める…なんて組み合わせをしてみると効果が上がりやすかったりするわけです♪♪
ぜひ、この辺りもちょっと頭の片隅に置きながらレッスンを受けていただくと、より楽しんでいただけるかもしれません(^o^)/
長文でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!
次回は、背中の筋力強化について語ってみたいな…と考えておりますので、ぜひお楽しみに♪