- 2016-10-15 (土) 12:32
- ブログ
Studio B-Meisterの武内です。
先週BESJで開催したエリザベース・ラーカムの大阪セミナー。
B-Meisterからは自分と広瀬が受講させていただきました。
エリザベスはピラティスの発展に大きく貢献してきた方で、様々なピラティスのツールやマシンの開発に関わり、多くのDVDも出しています。
5人のファーストジェネレーション(ジョセフ・ピラティスの直弟子)から学び、多くの要素を導入して、ウエストスタイルのピラティスの幅を広げてきました。
世界最大のピラティスカンファレンスでも有名なPMA(Pilates Method Alliance)でも毎年講師を務めていました。(残念ながら今年は参加しないようです)
そんなエリザベスとの出会いは2006年のPMA。
当時の自分はエリザベスのセミナーに参加するだけでも緊張だったのですが、現れた時の独特のオーラにより緊張が増したのを覚えてます。
そのオーラのせいなのか、セミナーが終わっても参加していたアメリカ人が誰も寄ることなく引き上げていきます。
通常は終わった後に、質問やら写真とってなど人が集まることがほとんどです。
そんな彼女が2011年のPMAの時に当時の新しいリフォーマーを見ていた自分に「使ってみる?」と話しかけてくれて、無償で指導をしてくれた事がありました。
自分の中では大切な思い出の1つです。
そんな彼女を自分たちの団体で日本に呼べたのは大きい喜びです。
しかも初来日!
光栄ですね。
エリザベスのセミナーは2日間で4本のセミナーと2本のレッスン。
1日9時間。
60代でも長時間その情熱は落ちません。
その知識の多さも素晴らしく、様々な要素を取り入れたピラティスを案内してくれます。
筋膜や脳の話を踏まえて身体の繋がりを利用して沢山のアプローチを実践し、体感させてくれました。
目の動きや舌の動きを使って動きをサポートさせたり、動きを改善するアプローチには体感した時には
ビックリ!こんなことで身体って楽に動けるのか!その差を感じなければいくら聞いてても響かないで
すからね。進め方も流石と思わせてくれます。
豊富な資料も参考になりましたが、実際のクライアントの動画も興味深い物でした。
70代の方の歩行改善のためにどんなことを考えてどんな事をしたのか、
動画と共に細かく説明してくれます。
そして1時間のレッスン後の変化も拝見させていただきました。
その動きにも沢山のアイデアが詰まってます。
一通り見た後に動いてみると、自分の癖もわかりやすいのですが、これはこうしたら誰々に良いと、
周りでも沢山のアイデアが生まれていきます。
特にエリザベスが重要視しているのがディスカッション。
動くごとに説明が終わるごとに細かく質問を聞いたり、何の発見があったか、何を感じたかを必ず聞きます。
そこから話を発展させてみんなで新しい発見、発想を生み出すことをしていきたいのが彼女の考え方。
まだまだエリザベスのピラティスは変わり続けていくのだなと強く感じました。
未だに海外を指導でまわっているエリザベスはピラティスを教えるのが大好きと公言しています。
その言葉通り、来日する週の月曜にコペンハーゲンから帰国したばかりで、翌日には日本に発ち水曜に来日、木金でセミナーをしたら土曜に帰国。
基本海外に出ても指導するだけで観光はしないようです。
タフですねー。
海外行っても研修終わったらすぐ帰る自分には通づるものを感じました。
沢山学んだことをB-Meisterの指導に活かせていけるように実践しています。
楽しみにしていてください!
Studio B-Meister
武内 将吾